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-1959-
YAMADA
Fine Arts Printing
Co., Ltd.
COLUMN お知らせ・コラム
世の中の動きにおけるラベル・シールの変化や今後の動向
最近ではウェブ広告やデジタルサイネージなど、電子媒体が増えて印刷物が少なくなったと言われています。確かに新聞の折り込み広告やチラシなどは縮小傾向ですが、ラベル・シールはどうでしょうか。
今回はラベル・シールの過去から現在に至るまでの移り変わりや、現在の状況についてのコラムです。ラベル・シール以外の一般印刷物にも当てはまる部分はあるかと思います。日常に溢れている印刷物が世の中の動きに合わせてどのように変化したのでしょうか。
【目次】
1.ラベル・シールの原紙の種類はお客様のニーズに合わせて多種多様に増えている
2.見た目も美しく、効率的にコストを抑えたラベル・シールを印刷できる機械
3.印刷工場の環境も整備されて高い品質基準を求められるようになった
4.世の中の流行にあわせてラベル・シールを使う環境が増えている
5.今回のまとめ
ラベル・シールの原紙の種類はお客様のニーズに合わせて多種多様に増えている
ラベル・シールに使用される原紙は、見た目の違いもさることながら機能性が持ち合わせた原紙が増えてきました。糊の強度もお客様の用途に合わせて細かくなり、使い勝手の良いラベル・シールが増えています。また、昨今では環境に配慮した原紙のランナップも各原紙メーカーから販売されています。
また、ラベル・シールの印刷で使う版も精度が上がっています。以前はフィルムを介したアナログ製版が主流でしたが、近年ではフィルムを介さず直接データから刷版するCTPという精度の高い印刷表現ができる版が主流となっています。山田美術印刷でも社内製版を導入し、高品質なラベル・シールを目指してCTP版を製版しています。
見た目も美しく、効率的にコストを抑えたラベル・シールを印刷できる機械
ラベル・シールの印刷機の変化も大きく、品質の高いラベル・シールが効率的に印刷できるようになりました。原紙のロス率の削減や、印刷時間も短縮化されて進化しています。また、小ロット多品種のラベル・シールのニーズも増え、オンデマンド機を導入する印刷会社も増えています。
しかし、最終的に印刷オペレーターの技量により品質の良いキレイなラベル・シールを印刷できることには変わりありません。積み重ねた経験や技術でお客様のご希望の色や品質を目指して、ラベル・シールを印刷しています。
印刷工場の環境も整備されて高い品質基準を求められるようになった
ラベル・シールを印刷する工場環境も大きく変化しています。ラベル・シールはさまざまな業界で使われており、食品や医薬品、精密機械メーカーへも納入しています。よって、お客様の品質要求も年々厳しくなっているのです。
現在、山田美術印刷ではエアーシャワーの設置やユニフォームの業者による定期クリーニングを行い工場内に異物を持ち込まない環境管理を行っておりますが、セキュリティ面や生産現場においても徹底した管理基準が求められており、さらなる作業ルールや生産管理の見直しの必要性があると判断しバージョンアップを重ねています。これからもお客様に高品質なラベル・シールがお届けできるよう、さまざまな取り組みを行ってまいります。
世の中の流行にあわせてラベル・シールを使う環境が増えている
お客様の求めるラベル・シールの用途や目的なども広がりをみせています。
ラベル・シールは法改正や世間に影響を及ぼすニュースがあった場合、需要が増える傾向があります。食品の内容表示が改正され、以前のラベル・シールが使えず改版になったり、市町村合併で住所が変更になり、訂正シールで対応といった事例が思い出されます。テレビ番組の健康志向がブームの時は、紹介された食材が飛ぶように売れて品薄になり、その食材に使用する受注が急に増えたこともありました。また、ここ何年かで認知度も上昇してきたハロウィンイベントでのラベル・シールなど、最近では季節のイベントでの使用も目立ち始めています。
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今回のまとめ
ラベル・シールは世の中の変化やお客様のニーズに合わせて、使う資材も機械も変わってきています。また、その変化に合わせて、デザインや用途などのバリエーションも増えてきました。
今までにないラベルの使い方や用途、お客様の目的などをこれからも探って商品開発や技術を磨いていかなければいけないでしょう。
山田美術印刷では、ラベル・シールでお客様のお困りのことや解決などもサポートさせていただきます。ぜひ、お問い合わせください。