愛知県名古屋市でラベル・シール・販促物の制作を行う山田美術印刷（株）「お知らせ」ページです。

山田美術印刷では、凸版輪転機をはじめ、凸版間欠機、オフセット間欠機、箔押し加工機など様々な種類のラベル印刷機が活躍しています。小ロット対応も可能で小回りが利く凸版間欠機や、写真のようにキレイな仕上がりのオフセット間欠機など、印刷機にはそれぞれ特徴があります。
今回のコラムでは、特に印刷速度の速く大ロットに向いている凸版輪転機について説明させて頂きます。

【目次】
1.凸版輪転機は大ロットのラベル・シール印刷に向いている印刷機
2.凸版輪転機の最大のメリットはスピード力です
3.凸版印刷機のデメリットは小ロット多品種に向いていないところです
4.今回のまとめ

凸版輪転機は大ロットのラベル・シール印刷に向いている印刷機

凸版輪転機はラベル・シールの印刷で最も一般的である、凸版印刷を利用した印刷機です。
凸版印刷はいわゆる“印鑑”と同じような仕組みで、ハンコの役割をする凸版にインクをつけ、それを直接紙に押しつけて印刷をします。凸版とは表面に凹凸を施した薄い板状の版のことです。この凸版を円柱状の金属製シリンダーに一周巻き付けて、紙の上をコロコロと回転させることで文字や絵柄を再現します。
回転を利用して印刷することから「輪転機」と呼ばれ、印刷スピードを上げられるので大ロットのラベル・シールに向いているのです。
凸版輪転機で使用するインクは紫外線が当たると硬化する「UVインキ」です。凸版から紙へインクを転写した直後に紫外線をあてて硬化・乾燥させます。しっかりと乾燥したＵＶインキは紙へ強く密着しており、印刷したラベル・シールのインキが剥がれることもない上、裏写りや汚れなどの心配もなく、安心してご使用頂けます。

凸版輪転機の最大のメリットはスピード力です

凸版輪転機の最大のメリットは、印刷速度の速さです。
毎分20mから30ｍの高速運転が可能で、大ロットのラベル・シールに向いている印刷機です。人気のあるお酒・ワインなどのラベルは、何十万枚などの大ロット御発注を頂くケースも多いです。ラベルの数量に合わせて凸版輪転機を使用することで、1枚当たりのコストダウンにも繋がります。
また凸版輪転機では、店頭で見かける歯磨き粉や洗剤スプレー等に貼ってあるアテンションシール（POPラベル）を作成できる点も大きな特徴です。糊面に特殊な印刷をすることで粘着を抑える“糊抑え加工”という工程を入れることで、部分的に粘着のないラベル・シールを作ることができます。糊抑え加工を施したアテンションシールは商品を目立たせますし、粘着が部分的にしかないので簡単に剥がす事ができます。

凸版輪転機のデメリットは小ロット多品種に向いていないところです

凸版輪転機のデメリットは、小ロット多品種に向いていないところです。
印刷スピードが速い一方、機械が大型で印刷前のセッティングに時間がかかってしまいます。よって、小ロット多品種のラベル・シール印刷には凸版輪転機は向いていません。
そこで、山田美術印刷では小ロット多品種のラベルにも対応するため、凸版間欠機という機械を保有しています。凸版輪転機と比較して、セッティング時間が短縮できるため多品種のラベル・シールの生産が可能です。また、数枚～1,000枚程度のラベル・シール印刷の場合は、オンデマンド印刷をおすすめしています。
他にも、写真のような繊細なデザインが含まれていたり、美しく自然なグラデーションを表現したいデザインの場合は、凸版印刷よりもオフセット印刷機をおすすめしています。

今回のまとめ

今回のコラムでご紹介させて頂いた凸版輪転機は、印刷速度が速いことが特徴の印刷機です。大量の印刷物を効率よく生産できるため、山田美術印刷では主力の印刷機の一つとして活躍しています。
山田美術印刷では凸版輪転機以外にも、凸版間欠機、オフセット間欠機、箔押し加工機など様々な印刷機が稼働しており、お客様の条件やご要望に沿ったデザイン、形状のラベル・シールを印刷し、ご提供させて頂くことが可能です。また、山田美術印刷には経験豊かなデザイナーも在籍しております。ラベル・シールの作成でお困りの際は是非お問い合わせください。

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