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2024 08. 30

仕上がりの色が全然違う!ラベル・シールで起こる色のトラブルの解決方法

仕上がりの色が全然違う!ラベル・シールで起こる色のトラブルの解決方法

ラベル・シールの印刷を依頼した際に、期待通りの仕上がりにならなかったことはありませんか?
これは多くのお客様が経験する問題です。なぜこのような問題が起こるのでしょうか?主な理由は、パソコンやスマートフォンの画面で見た色と実際の印刷色が異なるからです。画面はRGBという色表現を使う一方、印刷はCMYKという別の色表現を用います。また、印刷環境や材料、紙の種類でも色が変わることがあります。
これを防ぐために、「校正」という試し刷りが有効です。校正を行うことで、実際のラベル・シール印刷結果を確認し、期待通りの仕上がりに近づけることができます。

【目次】
1.なぜイメージした色のラベル・シールが印刷できないのか?
2.実際の印刷機でラベル・シールを印刷する本機校正は、色や仕上がりが最も正確
3.コストを抑えた校正は、プリンターで出力をした簡易校正がおすすめ
4.今回のまとめ

なぜイメージした色のラベル・シールが印刷できないのか?

多くのお客様がパソコンやスマートフォンのモニターを使って、色のイメージを考えます。しかし、そもそもモニターの色(RGB)とラベル・シールの色(CMYK)では、表現方法が異なるため、色が一致しないのです。
また、モニターの画面をコピー用紙に出力しても、プリンターと印刷機、使用するインクや紙の違いで色が変わることがあります。さらに、ラベル・シールが使用される環境の違いも影響します。屋外の太陽光や屋内の照明、部屋の壁の色などによっても色の見え方が影響されるため、思っていた色と違うと感じることがあります。色は抽象的で曖昧なため、認識にズレが生じやすいのです。

実際の印刷機でラベル・シールを印刷する本機校正は、色や仕上がりが最も正確

色の不一致を防ぐためには「校正」が非常に役立ちます。校正とは、実際の印刷物を試しに作って、色や仕上がりを確認する方法です。特に「本機校正」は、実際の印刷機を使って試し刷りを行うため、色や仕上がりを最も正確に確認できます。
この方法を使うことで、印刷が始まる前に色のズレや仕上がりの問題を解決できるので、製品にこだわりがある場合にとてもおすすめです。しかし、本機校正は時間がかかり、コストも高くなるのがデメリットです。もし時間やコストを節約したい場合は、別の校正方法もありますが、正確さを重視するなら本機校正が最適です。

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コストを抑えた校正は、プリンターで出力をした簡易校正がおすすめ

時間やコストを抑えたい場合や、色にそれほどこだわらない場合には「簡易校正」が適しています。簡易校正は、印刷データを実際に使用する素材に試し刷りを行い、色調を確認する作業のことです。この方法では、実際の印刷機ではなくプリンターを使用するため、色やイメージに多少の違いが出ることがありますが、手軽に行えるためコストも低く抑えられます。簡易校正は、細かい色の調整が必要ない場合や、全体のイメージを確認したいときに便利です。もし、仕上がりに大きなこだわりがない場合には、簡易校正を選ぶと良いでしょう。

今回のまとめ

ラベル・シールの印刷で期待通りの仕上がりを得るためには、色の不一致を防ぐことが重要です。モニターで見た色と印刷された色が異なる理由や、色の見え方に影響を与える要因について理解することが第一歩です。その上で、正確な色の再現には「本機校正」を、コストを抑えた手軽な方法には「簡易校正」を選ぶと良いでしょう。
山田美術印刷では、お客様のイメージをしっかりと形にするために、各種校正方法をご用意しています。ご希望に応じた最適な校正方法を提案し、納得のいく仕上がりを実現します。ぜひ一度、私たちにご相談いただき、お客様の理想を実現するお手伝いをさせてください。あなたのアイデアを、確かな品質で形にするお手伝いを心よりお待ちしております。