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2024 09. 17

これだけは覚えておきたい。ラベル・シールにおけるフォントの特徴と与えるイメージ

これだけは覚えておきたい。ラベル・シールにおけるフォントの特徴と与えるイメージ

ラベル・シールをデザインをする時に、皆さんはどのようにフォントを選んでいますか?フォントは見る人・読む人に適切な情報を伝える上でとても重要な役割を持ちます。
使用するフォントの種類・大きさ・太さによって、与える印象や商品イメージの伝わり方、デザインの意味合いも大きく変わってきます。
今回はデザインを左右するフォントが、どのような特徴や役割を持つのかをお伝えします。まずはラベル・シールのデザインでも代表的な「ゴシック体」と「明朝体」の2つについてです。フォントの違いや特徴で、見る人・読む人に与える印象などについて紹介します。

【目次】
1.ゴシック体は、均等な線で構成されたシンプルなフォント
 ・ラベル・シールにつかっても読みやすく視認性が高いのがメリット
 ・読みやすさに欠け、長い文書に使うフォントしてはデメリット
2.明朝体は、はねやはらいがあり強弱が特徴のフォント
 ・可読性が高くお客様への説明文に使いやすいことがメリット
 ・視認性が必要なアテンションシールには向いてないことがデメリット
3.ラベル・シールにおけるフォントが人に与えるイメージや印象の違い
4.ラベル・シールにおけるお客様に寄り添ったフォントとデザイン
5.今回のまとめ

ゴシック体は、均等な線で構成されたシンプルなフォント

ラベル・シールにつかっても読みやすく視認性が高いのがメリット

ゴシック体とは、縦と横の線の二差が均等に見えるデザインのフォントです。基本的な書体のひとつであり、ウロコ(三角の山)がついておらず非常にゴシック体はシンプルで見やすいのがメリットです。

ゴシック体の最大の特徴は、視認性が高いことです。遠くからでもラベル・シールの文字がはっきりと認識できます。シンプルだからこそ強調したい文字が明確になります。

向いているもの:アテンションシール・ポスター・屋外看板など

読みやすさに欠け、長い文書に使うフォントしてはデメリット

一方で、線の太さが均等で強弱のないゴシック体は可読性(読みやすさ)が低いのがデメリットです。よって、新聞や書籍といった印刷物の長い文章にはゴシック体よりも明朝体が好まれます。

ただし、パソコンやスマホなどのディスプレイでは細めのゴシック体がおすすめです。解像度が低いと明朝体はつぶれて読みにくい可能性があります。

明朝体は、はねやはらいがあり強弱が特徴のフォント

可読性が高くお客様への説明文に使いやすいことがメリット

明朝体とは、ウロコ(三角の山)がついており、はねやはらいがある強弱のあるフォントです。ゴシック体と同じく基本的な書体ですが、明朝体は可読性が高いことが最大のメリットです。
可読性とは読みやすさの度合いを表します。明朝体は線に強弱がありはねやはらいといった文字に動きがあるので、読んでいて疲れを感じにくいと言われています。

また、明朝体には小さくした時にゴシック体より可読性が維持されるという特徴もあります。

向いているもの:新聞・書籍・教科書などの長い文章

視認性が必要なアテンションシールには向いてないことがデメリット

一方で線の部分が細いため、遠くから読む看板などには向いていないことがデメリットです。はっきりと視認性を出したい場合にはゴシック体が向いています。

解像度の低いWEBには不向きですが、印刷物の長い文章においては、細めの明朝体が向いていると言えるでしょう。

ラベル・シールにおけるフォントが人に与えるイメージや印象の違い

ゴシック体は親近感があり明るいイメージですが、太さによって印象が大きく変わります。太めですとどっしりとした安定感やインパクトを感じさせますが、逆に細めですとシンプルモダンな洗練された印象を与えます。

明朝体は和や伝統、高級感や信頼感のあるイメージです。細めですと上質で繊細、優雅で上品な印象を与え、逆に太めですと大人っぽさや固く誠実な印象を与えます。

ラベル・シールにおけるお客様に寄り添ったフォントとデザイン

ラベル・シールをデザインするにあたり、山田美術印刷がフォント選びで一番気を付けていることはお客様にとって見やすいかです。
ラベル・シールは書籍と違って熟読されることが少ない印刷物です。よって、ラベル・シールのデザインでは、お客様に瞬時に情報を伝えなければいけません。そのために、伝えやすいフォント・読みやすいフォントを使い分けてデザインをする必要があるのです。
そのうえで、商品やブランドイメージなどの世界観とマッチするようにイメージに合わせてフォントを選んでいます。

今回のまとめ

「視認性が高い」のがゴシック体、「可読性が高い」のが明朝体、フォントの太さや細さによって人に与える印象が変わるということがわかりました。
見る人・読む人にとって適切な情報や商品イメージを伝える為には、フォントの特徴と人に与えるイメージや効果を理解することが大切です。
山田美術印刷では、デザインコンセプトや目的、そしてイメージに合ったフォント選びを心掛けてデザインを行っています。ラベル・シールのデザインをご検討の際には、ぜひ一度お問い合わせください。