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2024 06. 14

ラベル・シールの糊で迷ったら読んで欲しい!代表的な4つの糊の上手な使い分け

ラベル・シールの糊で迷ったら読んで欲しい!代表的な4つの糊の上手な使い分け

ラベル・シールと一概にいっても、多くの種類のものが存在します。そのため、作り方や素材は様々で、作りたいラベル・シールの用途に合わせて考えなくてはなりません。
その中でも重要なのが粘着剤の選定です。ラベル・シールは紙の種類だけでなく、粘着剤も用途に合わせて選定をしていく必要があるのです。この選定を間違えてしまうと、すぐ剥がれてしまうラベル・シールになってしまう可能性もあります。
今回のコラムでは、ラベル・シールにおける粘着剤の種類と用途についてです。

【目次】
1.ラベル・シールの糊の種類は大きく4つに分類される
・特別な用途がない場合はオーソドックスで万能な〝普通粘着〟
・一度貼ったら剥がさなラベル・シールには〝強粘着〟がおすすめ
・ラベル・シールをキレイに剥がせてイライラしない〝弱粘着〟
・スーパーのお惣菜や冷凍食品におすすめのラベル・シールは〝冷蔵・冷凍用粘着〟
2.今回のまとめ

ラベル・シールの糊の種類は大きく4つに分類される

ラベル・シールの粘着剤には様々な種類がありますが、大きく4つの種類に分類することができます。それは、〝普通粘着〟〝強粘着〟〝弱粘着〟〝冷蔵・冷凍用粘着〟の4種類です。
それぞれの糊は強度が異なり、しっかり貼れるラベル・剝がれやすいラベル・温度変化にも耐えやすいラベルなど用途に合わせて使い分けることが重要です。

 

特別な用途がない場合はオーソドックスで万能な〝普通粘着〟

まずは普通粘着の紹介です。普通粘着とは普通糊とも呼ばれ、ラベル・シールでは一番幅広く使用されている粘着剤です。ラベル・シールの紙素材やフィルム素材に関わらず使いやすい糊の種類です。特にラベル・シールに特別な用途が無い場合は普通粘着を使用して制作することが多いです。実際この普通粘着を使用したラベル・シールが一番ご注文していただく機会が多いものなので、普通粘着はオーソドックスで万能な粘着剤とも言えます。

一度貼ったら剥がさないラベル・シールには〝強粘着〟がおすすめ

次に紹介するのは、強粘着です。強粘着は「強」という漢字が入っている通り、普通粘着糊よりも強い粘着剤となっています。そのため、普通粘着ではどうしても剝がれてしまうようなラベル・シールなどに強粘着の粘着剤を使用します。
強粘着の中でもいくつか種類があり、屋外で使用する車などに貼るためのラベル・シールに使われる屋外用や、表面がざらざらしていて普通のラベル・シールは貼りづらいところに貼る用の粗面用などがあります。強粘着なので、基本的には一度貼ってしまったら剝がさないラベル・シールに使用します。

ラベル・シールをキレイに剥がせてイライラしない〝弱粘着〟

次に紹介するのは、弱粘着です。弱粘着はこれまで紹介したものの中で、一番粘着力が弱いものになります。そのため、シールを貼り付けた後に剥がすことが可能です。弱粘着の中には、再剥離タイプといったものがあり、こちらはラベル・シールを貼った後、ほとんど糊残りせずに剥がすことができるようになっています。
この再剥離タイプは衣服などに貼るラベル・シールや、店内のPOPなどに使用されることが多いです。また、再貼付けタイプといったものも存在し、これは一度ラベル・シールを貼り付けた後に、剥がし、再度貼り付けるといったことが可能なものとなっています。再剝離タイプなどは少し特殊なため、他のものと比べると少し値段は高くなります。

スーパーのお惣菜や冷凍食品におすすめのラベル・シールは〝冷蔵・冷凍用粘着〟

最後に紹介するのは、冷蔵・冷凍用粘着です。この粘着剤は、主に食品などの冷凍、冷蔵製品への貼付けを目的としています。基本的に、常温状態の製品に貼付けをし、その後に冷蔵・冷凍するものに使用します。
糊の強さで言うと、冷蔵用は強粘着と普通粘着の中間くらいの強さ、冷凍用はどの粘着剤よりも一番強い糊になります。基本的には、フィルム素材のものと合わせて作られることが多いですが、冷凍ではなく冷蔵保存のみで使われる場合は、紙系と合わせて使用しても問題なく使用できる場合もあります。

今回のまとめ

ここまで紹介した通り、〝普通粘着〟〝強粘着〟〝弱粘着〟〝冷蔵・冷凍用粘着〟の4つが主にラベル・シールに使用される粘着剤です。それぞれ特性が異なるため、制作したいラベル・シールの用途に合わせて適切に選択することが重要となります。お客様自身で指定していただくことも可能ですが、どういった粘着剤を使用すればいいかわからないという方は、一緒にご相談させていただきながら粘着剤を選択していくことももちろん可能です。ぜひお気軽にご相談ください。