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2024 05. 10

7色印刷にも対応!大ロットラベルに向いている凸版輪転機の知っておきたい注意点

7色印刷にも対応!大ロットラベルに向いている凸版輪転機の知っておきたい注意点

ラベル・シール印刷には様々な印刷方法があります。小ロットに向いているオンデマンド印刷や、キレイなラベル・シールを得意とするオフセット印刷、大ロットや大きなラベルに向いている凸版輪転機などです。
ところで、今現在ラベル・シールを使われているお客様は自社のラベルをどの機械で印刷をしているかご存じでしょうか。ラベル・シールの用途や枚数に応じた機械を選定していない場合、余計な費用や納期がかかっている可能性が高いです。今一度、ラベル・シールに余計なコストがかかっていないか見直す必要があるでしょう。
今回のコラムでは、大ロットや大きなラベルに向いている凸版輪転機にをご紹介します。ラベル・シールによっては凸版輪転機を使って印刷をした方が、費用を安く抑えられるケースもございます。是非ご一読ください。

【目次】
1.大ロットのラベル・シールに向いている凸版輪転機は最大7色印刷
2.覚えておきたい凸版輪転機のの2つの注意点
3.今回のまとめ

大ロットのラベル・シールに向いている凸版輪転機は最大7色印刷

山田美術印刷で活躍している凸版輪転機ではどの様なラベル・シールが出来るのか。そのスペックについてご説明したいと思います。山田美術印刷にある凸版輪転機はのり面印刷が2色またはセパ裏面印刷が2色できます。印刷できる色数は先のものと合わせて合計で7色でき、どれだけの色数をのり面、またはセパ裏面に使うかによって表面の色数が変わります。注意点として、のり面とセパ裏面を同時には印刷できません。また7色目のユニットが他のユニットと離れていることからピントがズレやすなっています。そのため7色目はニスを印刷することが多く、現在は以下の印刷のパターンが主流になっています。

(1)のり面2色+表面4色+ニス
(2)のり面1色+表面5色+ニス
(3)セパ裏面2色+表面4色+ニス
(4)セパ裏面1色+表面5色+ニス
(5)表面6色+ニス  

のり面2色印刷の例。のり抑え効果もあります。

もう一点、のり面印刷、またはセパ裏面印刷の注意点としては表面の印刷よりもクオリティが劣ることです。そのためのり面に印刷をする場合は主にのり抑えのためのニスなどを印刷するアテンションシールが多く、文字などの細かなデザインはあまり向いていません。セパ裏面印刷もアイマーク等の簡単なデザインのものが多いです。その他のスペックとして特筆すべきはやはり印刷スピードになります。条件にもよりますが色数の少ない簡単なデザインなら最高で毎分50m印刷可能です。あとは使用する紙の最大紙巾が250mm。印刷が可能な長さ(送りピッチ)が最小158.75mm、最大317.50mmになります。

覚えておきたい凸版輪転機のの2つの注意点

凸版輪転機で印刷を行ったものは条件によって二次加工が難しい場合があります。例えば紙質がユポであった場合の二次加工が箔押しなどはピントずれが発生しやすく品質に悪影響がでます。条件の悪い点として以下のような点が挙げられます。

(1)多面付け+箔押し加工
これはシリンダーに版を巻き付ける凸版輪転機の構造上と版が樹脂板であることから、巻き付けた版の端と端の間のピッチが伸びや縮みにより多面付けの他のピッチと誤差が出やすくピントずれを起こしやすい事があります。

(2)ユポ+箔押し加工
ユポは熱による収縮が起こりやすく、UV印刷時の熱の影響により若干ピッチが変化していることがあり箔押し加工時にピントズレが起こる可能性があります。

今回のまとめ

今回は凸版輪転機についてご説明させていただきましたが、山田美術印刷で活躍している印刷機は凸版輪転機の他に、オフセット印刷機、箔押し加工機があります。山田美術印刷では、デザインやご要望に合った機種での印刷を提案させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。