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-1959-
YAMADA
Fine Arts Printing
Co., Ltd.
COLUMN お知らせ・コラム
ラベル・シールの数量管理に大切なセンサーについての解説
山田美術印刷では印刷されたラベル・シールを加工する際には、スリッターやカッター機を使い仕上げ加工を行ってます。その時に、お客様のご要望に合わせて数量を数えながら仕上げていくのですが、ラベル・シールを数えるのにはセンサーが必要となってきます。今回は、山田美術印刷で使用しているセンサーについて解説していきます。
ラベル・シールの数え方
ラベル・シールを加工する機械として、スリッター機・カッター機があります。
スリッター機では、印刷物をスリットしながら数を数えてロールを作ります。ラベル・シールには、透明の資材で作られるラベル・シールや透明でない資材のラベル・シールがあり、それぞれを専用のセンサーで使い分けています。
カッター機についても同様で、適したセンサーを用いながら1シートずつ枚数を数えています。
センサーの種類とその特徴
・透過型センサー:透明の資材以外の物を数える場合に使用。
・静電容量センサー:透明の資材を数える場合に使用。
・アイマークセンサー:アイマークを使い使用。
透過型センサー
投光部と受光部がお互いに向かい合って設置されているセンサーになります。投光部と受光部の間に検出物体が通過したときに受光部の光量が減少します。つまり光量の減少によって検出する仕組みです。透過型センサーは投受光型と呼ばれていることもあります。
山田美術印刷で使用している透過型センサー
静電容量センサー
静電容量センサーとは、電界を利用した非接触型のセンサーで、物体の有無を検出することができます。セパレート部分だけの個所に対して、ラベル・シールが接近することで生じる誘電率の変化を静電容量の変化として捉えるセンサーになります。
山田美術印刷で使用している静電容量センサー
アイマークセンサー
アイマークセンサーとは、抜きのカス上げがない場合や、刃型が入っていない場合に、■のマークを付けて認識させるセンサーになります。このセンサーは、印刷がない白い部分と、印刷がある■の部分を読み分けてカットする位置を一定に保ちます。
山田美術印刷で使用しているアイマークセンサー
今回のまとめ
このようにラベル・シールを数えるにも用途に合ったセンサーを使い分けて作業を進めています。お客様によっては、製品の数量管理をするために定数管理をされている場合もあります。このように、物を作るにあたり数を数えるという作業は間違ってはいけない、大事な作業となります。山田美術印刷ではお客様の用途に合わせて、適した数量で納品させていただきます。