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COLUMN お知らせ・コラム
【化粧品・美容業界向け】ラベル・シールにおけるラミネート効果の比較と選び方のポイント
化粧品などの美容業界では、商品の顔であるラベル・シールが非常に重要な役割を果たします。特に、ラベル・シールとラミネートの組み合わせは、製品やブランドに独特な魅力を与え、お客様に強い印象を残す大切な役割です。まずは目にとまりやすい製品にするには、ラベル・シールへの工夫が重要です。
今回のコラムでは、化粧品などの美容業界向けにラベル・シールの種類とそれに適したラミネートの効果をお伝えします。
【目次】
1.紙製素材+ラミネート加工をすることでコストと品質のバランスを計る
2.グロスラミネートで輝きを強調、マットラミネートで上品で優雅な印象
3.エンボス加工にラミネートは注意!覆い隠すことでデザインの特徴を損ねます
4.今回のまとめ
紙製素材+ラミネート加工をすることでコストと品質のバランスを計る
化粧品などの美容商品において、ラベル・シールの質感やデザインはブランドイメージを形成する重要なポイントです。また、化粧品のラベル・シールは耐水性を求められることが多いため機能面を気を付けなければいけません。
化粧品のラベル・シールを品質とコストのバランスを重視して制作する場合、紙製の原紙に印刷を行いラミネート加工によって耐水性を向上させるという方法があります。紙製原紙は安価なためコスト削減につながり、ラミネートによって耐水性を向上させるとともに商品の上質さを引き立てます。ただし、あくまでも紙製の原紙が基になるため、より耐水性を強化するにはフィルム原紙を使うことがおすすめです。
グロスラミネートで輝きを強調、マットラミネートで上品で優雅な印象
化粧品のラベル・シールの効果を最大限に引き出すためには、ラミネートの効果を正しく活かすことが不可欠です。光沢グロスラミネートはブランドの輝きを強調し、デザインの鮮明度を向上させ、商品をより魅力的に見せます。一方、マットラミネートは上品で優雅な印象を与える上に、指紋が目立ちにくくなるため美容商品においては重宝されています。また、テクスチャードラミネートは触感と視覚的な興味を喚起し、商品に特有のユニークさを与えてアピールすることができます。
同じデザインでもラミネートの種類でお客様への印象が大きく変わります。化粧品のコンセプトやターゲットに合わせたラベル・シールを制作するのがおすすめです。
エンボス加工にラミネートは注意!覆い隠すことでデザインの特徴を損ねます
エンボス加工を行うラベル・シールの場合は、ラミネート加工が向いてないので注意が必要です。エンボスとはラベル・シールの表面に凹凸感を出す加工方法です。これをラミネートで覆い隠してしまうと、凹凸感がなくなりデザインの特徴を損ねる可能性がでます。エンボス加工を活かすデザインのラベル・シールの場合は、ラミネートを控えその凹凸感を最大限に引き出すことが大切です。ラベル・シールの仕様とデザインの特性を考慮し、最適な組み合わせで印刷しましょう。
今回のまとめ
化粧品などの美容商品のパッケージにおいて、シールとラミネートの選択はお客様が持つブランドイメージに直結します。適切なラベル・シールの選定を行うことで商品の魅力が最大限に引き立ち、市場での競争力が向上すると共に差別化も図れます。見た目だけでなく機能面でも強化ができることからも、まずはラミネート加工を使ってみてはいかがでしょうか。