SINCE
-1959-
YAMADA
Fine Arts Printing
Co., Ltd.
COLUMN お知らせ・コラム
よくわかる!凸版印刷とオフセット印刷の違い
山田美術印刷でラベル・シールを印刷する場合には、主に2種類の印刷方法があります。それぞれの印刷方法の違いを知ることで、よりお客様のイメージに近づいた印刷物を作成することができます。そこで今回は、山田美術印刷で採用されているラベル・シールの代表的な印刷方法である「凸版印刷」と「オフセット印刷」の違いについてご説明いたします。
凸状の版を用いた凸版印刷の特徴
凸版印刷とは、文字や図柄などの印刷したい部分が凸状になる版を作成して、インクを付けて紙に直接圧力をかけて印刷する印刷方式です。もともと亜鉛版など金属が素材して使われていましたが、印刷機の発展により今では樹脂製の版が主流となっています。
紙に直接圧力をかけるため、押しつけられたインクの周囲に濃い部分が発生し、輪郭がはっきりした仕上がりが得られます。しかしその反面で圧力がかかり過ぎることで小さい文字や細かい網点が潰れてしまうというデメリットがあります。そのため細かい文字や繊細なグラデーションで表現しなければならないデザインには向いていません。一方で価格はリーズナブルとなっておりコストを抑えることが出来ます。
凹凸のない平版を用いたオフセット印刷の特徴
オフセット印刷とは、凹凸のない平版に一度付けたインクをブランケットに転写(オフ)し、さらにそのインクを紙に印刷(セット)する印刷方式です。版から直接紙に印刷するのではなく、一度ブランケットに転写することから「オフセット」と呼ばれています。版材は、アルミに感光剤を塗布したもので、薄い板の形状をしています。直接、版が紙に触れることなく印刷するため、圧力がかかり過ぎて輪郭がつぶれてしまうことがありません。グラデーションや写真などの繊細な表現に向いており、極めて細かい文字の印刷も可能です。一方で凸版印刷と比べてみると高価となっておりコストがかかてしまうというデメリットもあります。
今回のまとめ
今回のコラムでは凸版印刷とオフセット印刷の違いについてご説明させていただきました。山田美術印刷ではお客様のご要望にあわせた印刷方法を設定した上で、印刷物の内容に適した印刷機を選定してラベル・シールの製造を行なっています。
ラベル・シール作成でお困りのお客様がいらっしゃいましたら、お気軽に山田美術印刷までお問い合わせください。