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YAMADA
Fine Arts Printing
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COLUMN お知らせ・コラム
お客様目線のラベル・シールの制作にミシン目加工が必要な理由
ラベル・シールにはお客様のご要望や用途に合わせて様々な加工が施されることがあります。ラベル・シールを折りやすくしたい、または破りやすいようにしたいと思ったことはありませんか?そのような時に施される加工にミシン目というものがあります。ミシン目の加工が施されているラベル・シールは意外と身の回りにも多く存在しています。
今回のコラムでは、ミシン目ラベルの目的や活用方法についてコラムです。
【目次】
1.ミシン目加工をすることはお客様に寄り添ったラベル制作につながる
2.ラベル・シールを折りやすいか破れやすいか
・折りやすいラベル・シールを制作する方法
・破れやすいラベル・シールを制作する方法
3.今回のまとめ
ミシン目加工をすることはお客様に寄り添ったラベル制作につながる
ミシン目とは、ラベル・シールに施される特殊な加工方法のひとつです。
例えば、お菓子や化粧品の箱で、開け口のところに貼られているシールを見たことがありませんか?そのシールには開けやすいように点線が入っているものがあると思います。それがミシン目が入ったラベル・シールです。
ミシン目はラベル・シールに刃型を入れる際に付けられるものです。ミシン目はラベル・シールのみに入れることも、セパレーターまで入れることもできます。ミシン目を入れることで、ラベル・シールを点線に沿って破りやすくしたり、折りやすくしたりする働きがあります。ミシン目にはつながっている部分と切れている部分があるのですが、その比率も刃型によって異なります。この比率も用途によって適切な比率というものが変わってくるのです。
ラベル・シールを折りやすいか破れやすいか
次にラベル・シールにミシン目を入れる目的についてです。目的としては大きく二つあります。それは“ラベル・シールを折りやすくすること”と、“破りやすくすること”です。また、それらを制作するポイントはミシン目の比率です。制作する目的とミシン目の比率について説明します。
折りやすいラベル・シールを制作する方法
1つ目のミシン目を入れることの目的は、ラベル・シールを折りやすくすることです。
何も加工されていないラベル・シールも折ることはできますが、まっすぐに折りたくても斜めに折れてしまったり、思ったように折れないことがあります。そこで、ラベル・シールにミシン目が入っていると、自分が思ったようにラベル・シールを折ることが出来るのです。
ラベル・シールを折りやすくする際のミシン目の比率は、切れていないところを広くするのが一般的です。このような設計で、ミシン目の部分でラベル・シールが破れることなく、ミシン目に沿ってラベル・シールを折ることができます。
破れやすいラベル・シールを制作する方法
2つ目のミシン目を入れることの用途は、ラベル・シールを破りやすくすることです。
ラベル・シールは素材によっては簡単に手で切れないものも多くありますが、ミシン目を入れることで簡単に切ることができるようになります。そんな時にミシン目が入っていれば、ラベル・シールを破りたい部分で、簡単に破ることができます。
ラベル・シールを破りやすくする際のミシン目の比率は、切れているところを広くするのが一般的です。このような設計で、よりラベル・シールが裂けやすくなり、破れやすくなります。
今回のまとめ
ラベル・シールはミシン目の加工により、折れやすく、破れやすくなる設計をすることができます。複雑な形状なラベルでも、ミシン目を入れるだけで取扱いが非常に簡単になるのです。お客様がストレスなく商品を使うことに貢献できるほか、商品を狙い通りに使って頂く手助けにもなるでしょう。
ラベル・シールを制作する上では、些細な加工方法一つで使いやすさが大きくかわります。ラベル・シールを折りやすくしたい、破りやすくしたいと考えている方は、一度ミシン目を入れることをご検討してみてはいかがでしょうか。