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COLUMN お知らせ・コラム
アイキャッチ効果を倍増させる疑似エンボスラベルの原紙選び
ラベル・シール印刷における訴求力のある特殊な加工方法の一つとして、擬似エンボス加工というものがあります。ラベル・シールの使用シーンは食品やシャンプーや洗剤などの日用品など多岐に渡ります。その中でも特に商業用やPR用に活用されることの多い擬似エンボスラベルは訴求力を高める効果が抜群です。オリジナル性を演出する上においても非常に有効的な表現方法のラベル・シールとなります。
今回は擬似エンボス加工を応用したラベル・シールの活用方法について、実用例も交えて紹介していきます。
【目次】
1.疑似エンボスラベルのアイキャッチ効果を倍増させる原紙の選び方
2.ワンランクアップした疑似エンボスラベルの活用による実用例
3.今回のまとめ
疑似エンボスラベルのアイキャッチ効果を倍増させる原紙の選び方
疑似エンボスラベルを制作する上での最大のポイントは基材選定にあります。
基本的にアルミ蒸着のネーマーやホログラムが向いており、ベースの印刷の上に透明の専用ニスをUV照射で固めてラベルにメリハリ感を表現することができます。エンボスのザラザラ感を発揮させることでアイキャッチ効果も高まり、商品の売上アップにも貢献するでしょう。
一方、紙基材や白ベースの合成紙などでも再現は可能ですが、視覚効果を高める点においては蒸着フィルムに比べ劣ります。疑似エンボス特有のザラザラ感は目立たなくなり、訴求効果も落ちるので注意が必要です。また、表面がザラザラした細かな梨地状での再現となるため、ラミネート加工ができないのも注意が必要です。
ワンランクアップした疑似エンボスラベルの活用による実用例
擬似エンボスは高級感を演出できるため、商品をPRする上で非常に有効的な表現方法です。疑似エンボスはラベル・シール印刷では他の媒体に比べて比較的コストメリットを出すことができるため、アテンションシールなどで疑似エンボスを活用すると売り場での訴求力UPに繋がります。
また、ルービックキューブタイプのオリジナル6面パズルやキャタクターシールなどのノベルティにも疑似エンボスラベルは応用できます。オリジナル性を上げることができオンリーワンのノベルティを制作できます。
今回のまとめ
疑似エンボスラベルの効果を発揮させる為に、適切な基材選定は欠かせません。ネーマーやホログラムなどで印刷することで、効果的なラベルやアテンションシールの制作に繋がります。
ラベル・シールは、その商品の「顔」になることから、こだわりを持って制作しなければなりません。基材の選定、印刷方式、表面保護の加工など様々な設計要素が必要です。
その中の一つの加工方法として擬似エンボスは非常に有効的な表現方法です。ぜひ様々な使用シーンで擬似エンボスを取り入れてみてはいかがでしょうか。
山田美術印刷ではデザイン、表現方法の提案もさせて頂きます。ぜひ山田美術印刷へご相談ください。