愛知県名古屋市でラベル・シール・販促物の制作を行う山田美術印刷(株)「お知らせ」ページです。

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Fine Arts Printing
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2023 04. 14

ラベル・シールの色はカラー配合表をデータ登録して管理をしています

ラベル・シールの色はカラー配合表をデータ登録して管理をしています

初めて注文していただいて出来上がったラベル・シール。例えばもう一度同じ製品を注文していただいた時、同じ品質のラベル・シールを提供できなければいけません。そのために、山田美術印刷で行っている管理方法やルールを少しご紹介します。

【目次】
1.ラベル・シールにおけるインキの配合は高い技術と経験が必要です
2.カラー配合表の作成とデータ登録について
3.ラベル・シールを作成する際に行うチェックについて
4.今回のまとめ

ラベル・シールにおけるインキの配合は高い技術と経験が必要です

初回で頂いたラベル・シールは、色見本や指定されたカラーチップを基に調色をします。また、過去のラベル・シールの制作実績の色を参考にしてインキ配合をするケースもございます。
しかし、インキの配色は非常に大変で高い技術と経験が必要です。些細な色の調色でラベル・シールの色目が変わってしまうほか、使用する原紙によっても見え方が変わってしまうからです。
そこで、山田美術印刷では調合の起点となるインキ配合比率を、CCM(コンピューターカラーマッチング)で算出します。CCMはかなり近いインキ配合比率を算出し、お客様のご希望の色味に近づけることが可能なのです。

カラー配合表の作成とデータ登録について

出来上がったラベル・シールは、1点ごとにカラー配合表を作成して記録として残します。印刷した基材やラミネートの有無、印刷した色数、その色に対する配合、インキのメーカーや種類と印刷に必要な量をグラム単位で記し、出来上がったラベル・シールを貼付してカラー配合表を作成します。また、山田美術印刷ではラベル・シールごとに仕様番号をとり管理しています。仕様番号ごとに管理することで、リピートの品質の安定と作業の効率を上げたコスト削減も目指しています。
また、コンピュータカラーマッチングを活用して、配合比率をデータとして製品の番号で保存もしておきます。インキディスペンサーという、インキを調合する機械を使用する際に、インキを種類ごとに数値を入力することなく、製品の番号を呼び出すことで自動で入力してくれてるので、比率や種類を間違えることがありません。さらにカラー配合表の破損や紛失した場合のバックアップとしても活用できます。

インキディスペンサー

ラベル・シールを作成する際に行うチェックについて

ラベル・シールの色以外にも、品質を保つために行っているチェックがあります。印刷の乾燥が不足していないか、刃型の入り具合は悪くないか、ラミネートを貼った場合は気泡が入っていないか、ラベル・シールがカールしていないかなど、ラベル・シールの作成を開始する前にチェックする項目がいくつもあり、必ず確認をしています。また印刷開始前にスキャンして検品することで、文字の欠けがないか、類似品が多い場合は作成指示書と一致しているかの確認も行っています。

今回のまとめ

プリンターと違い人間の手で機械を調整して製品を作成するので、品質を保つことが難しいです。ですが山田美術印刷では、記録やルール、チェックを欠かさないことでいつでも良品を届けられるよう、そしてお客様にご満足していただけるよう日々努力しています。

CCM(コンピューターカラーマッチング)についてはこちら