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YAMADA
Fine Arts Printing
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COLUMN お知らせ・コラム
誰でもできる!ラベル・シールにラミネートが貼ってあるか確認する方法
ラベル・シールを制作するにあたって、様々な疑問を持たれる方がいらっしゃいます。山田美術印刷では、日々そういった疑問にお答えしながら、ラベル・シールを制作しています。
その中でもよくある質問が、「ラベル・シールにラミネートが貼っているか貼っていないかわからないから教えてほしい」といった内容です。実は、意外とラミネートが貼ってあるかどうかの判断は難しい場合があるのです。
本日は、そんな疑問を少しでも解消すべく、ラベル・シールにラミネートが貼ってあるかどうかを調べる方法についてお話しします。
【目次】
1.ラミネートはラベル・シールの表面を保護する為のフィルムです
・ラベル・シールにおけるラミネートの構造
・ラミネートは傷や水滴からラベル・シールを守る役割
2.ラミネートが貼ってあるか確かめる方法
・ラミネートが貼ってある場合
・ラミネートが貼ってない場合
3.今回のまとめ
ラミネートはラベル・シールの表面を保護する為のフィルムです
まず初めに、そもそもラミネートとは何かについてお話しします。
ラベル・シールにおけるラミネートの構造
ラミネートは印刷の表面加工の技法の1つであり、ラベル・シールを保護するフィルムになります。ラミネートの上に直接印刷することはなく、基本的に印刷されたラベル・シールの上からフィルムを貼り合わせています。
ラミネートには種類があり、主なものがグロスラミネートとマットラミネートになります。グロスラミネートとは、表面がツヤツヤした光沢のあるものです。そして、マットラミネートとは表面にツヤ消し加工が施されており、グロスラミネートとは違い、光沢が抑えられたものとなっています。
ラミネートは傷や水滴からラベル・シールを守る役割
では、ラミネートを施すことによってどんなメリットが生じるのでしょうか。先程お話しした通り、ラミネートはラベル・シールの上にフィルムを貼ってできているので、ラベル・シールを傷や水滴から守ることができます。そのため、何も加工していないラベル・シールと比べると、ラミネートをしている方がより丈夫と言えるでしょう。
ラミネートが貼ってあるかどうか確かめる方法
ラベル・シールの原紙にはたくさんの種類が存在します。中には原紙自体に光沢があるものもあり、一目ではラミネート加工が施されているかどうかがわかりづらいものもあります。では、どうやってラミネートが貼ってあるかどうか確認すればよいのでしょうか。
それはカッターなどの鋭利なものでラベル・シールの表面を削るとわかります。
ラミネートが貼ってある場合
ラミネートが貼ってある場合、表面をカッターなどで削っても印刷面は削れません。ラミネートはフィルムであるため、印刷面を保護しているからです。
ラミネートが貼ってない場合
ラミネートを貼ってない場合、表面をカッターなどで削ると印刷面が削れます。フィルム部分がないため、印刷されたインキが削れるからです。
このような方法でラミネートが貼ってあるかどうかは確認することができます。
今回のまとめ
間違った仕様で印刷会社に依頼をしてしまうと、思わぬトラブルが発生してしまう恐れがあります。例えば、既存のラベルにラミネート加工がされているのに、ラミネート加工なしの仕様と間違って判断し依頼をした場合、万一水回りで使用してしまうとシールがやぶれてしまうといったトラブルが起きてしまいます。また逆に、既存のラベルにラミネート加工がされていないのに、されていると間違って判断し依頼をした場合、本来なら抑えることのできたコストが発生してしまうこともあります。そのため、ラミネートが貼ってあるかどうかを正しく判断することはとても重要です。
今後ラベル・シールにラミネートが貼ってあるかどうか迷った際には、ぜひ今回のコラムを参考にしてみてください。