愛知県名古屋市でラベル・シール・販促物の制作を行う山田美術印刷(株)「お知らせ」ページです。

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Fine Arts Printing
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COLUMN お知らせ・コラム

コラム
2022 09. 08

高品質なラベル・シールを目指しCTP製版の高精度維持に努めています

高品質なラベル・シールを目指しCTP製版の高精度維持に努めています

ラベル・シールを印刷する上で必要な資材にラベル・シール原紙、刷版、刃型、インキなど他にも色々な物があります。その中でも刷版は印刷する上でとても重要な資材であり、ラベル・シールの仕上がりに大きく影響します。
山田美術印刷の刷版は、鮮明な印刷が可能であり品質の良さに定評があるCTP製版を採用しています。社内製版を行うことで、品質の向上と柔軟な納期対応を目指しています。
今回のコラムは、ラベル・シール印刷の資材(刷版)におけるCTP製版(デジタル製版)の精度について説明したいと思います。

【目次】
1.ラベル・シール印刷におけるCTP製版の仕組み
2.CTP製版の高い精度の維持に努めています
3.今回のまとめ

ラベル・シール印刷におけるCTP製版の仕組み

山田美術印刷では、主に樹脂をプレート基材として使用したCTP製版(デジタル製版)を採用しています。CTP製版はラベル・シール業界で近年主流となりつつある製版方法です。
CTP製版の仕組みは、まずCTP機においてプレート基材の上層にある黒い膜(カーボン膜)を赤外線レーザーで描画することで剥離させます。さらに、紫外線を照射することによりカーボン膜が剥離した感光層を硬化させることで刷版となります。

詳しいCTP製版の仕組みはこちらから
ラベル・シール印刷会社を選ぶときには、製版設備がある会社をおすすめします

CTP製版の高い精度の維持に努めています

CTP製版を行う上で最も重要となるのが、赤外線レーザーの描画における精度です。山田美術印刷で使用している各種プレート基材ごとに、プレートの厚み、ドラムの種類、ドラムの円周、ドラムの回転数、フォーカスオフセット(焦点補正)、レーザー出力値などの細かな設定項目があり、それらに基づいて描画しています。
また、赤外線レーザーの描画動作に問題がないかテストをするモードがあり、実際にプレートに描画をしてチェックすることが可能です。0.1mm間隔で線の太さが少しづつ変わる様に20本描画をし、最もシャープに見えるエッジの線が10本目付近に描画されているかにより、オペレーター自身で描画動作に問題がないか確認をし、問題がある場合、メーカーによるメンテナンスを行い精度維持に努めています。

今回のまとめ

ラベル・シール印刷でのCTP製版は、デジタルデータを基に一つ一つの点や線をレーザー描画していきます。文字やデザインが複雑な場合でも正確な描写が出来るよう、日々のメンテナンスやチェックは欠かせません。
お客様から頂いたデータを正確な製版を行うことは、ラベル・シールを印刷する上で必須の作業です。山田美術印刷では、CTP機の日常点検およびメーカーによる定期的なメンテナンスを行い、精度維持や稼働に関する不安定要素を取り除くことを目指しています。