愛知県名古屋市でラベル・シール・販促物の制作を行う山田美術印刷(株)「お知らせ」ページです。

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2022 03. 10

ラベル・シール印刷における検版の重要性

ラベル・シール印刷における検版の重要性

山田美術印刷で保有している印刷機は、ロータリー機、間欠機、オフセット機とあり、それぞれ特性が違いますが、いずれの印刷機も版が存在し、版がないと印刷はできません。ラベル・シール印刷に必要不可欠な版の検査を行うことを検版といいます。今回はこの検版の重要性について説明したいと思います。

【目次】
1.初版の検版の重要性
2.量産時・再版時(リピート)の検版の重要性
3.今回のまとめ

初版の検版の重要性

検版とは版の検査を行うことですが、版だけを見ても版の状態やデザインなどは正確には分かりません。そのため本刷り前の印刷をしたラベルを検版機(NaviScan検版システム)にて検査します。初版はデザインデータ(PDF)とラベルの比較を行い、印刷したラベル・シールに間違いがないか、版に欠陥は無いか、ピンホール、抜け、欠け等は無いかを検査し、問題が無ければ検査したラベルの校了登録をします。この検版により原材料や成分表示等の文字や記号の抜け、欠け等が重大なクレームとなる版の欠陥を未然に防ぐことができるのです。また多品種ある類似ラベルの混入を防止するという効果も検版にはあります。

量産時・再版時(リピート)の検版の重要性

量産時・再版時(リピート)は、初版時に校了登録したラベルの画像データとの比較検査を行います。量産では1週間、2週間と長期間の印刷をする製品もあり、版の劣化や印刷時に起こる版の異常をいち早く知るために、こまめな検版を行うことが重要となります。版は消耗品であり永久的に使えるものではありません。特に凸版は紫外線による硬化や、摩耗による欠け、印圧による潰れ等の異常が起こる可能性があり版の状態を常に知る必要があります。

今回のまとめ

ラベル・シール印刷の品質にとても重要な検版ですが、版に異常があった時に迅速な対応ができることも重要となります。山田美術印刷には製版部によるアナログ製版機(フィルム)、デジタル製版機(CTP)と充実した設備が整っており、版のトラブルに迅速な対応ができます。また印刷後の検査では、仕上げ検査部門によるラベル検査もご要望に合わせて行っており、より安心できるラベル・シールをご提供させて頂くことが可能です。