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-1959-
YAMADA
Fine Arts Printing
Co., Ltd.
COLUMN お知らせ・コラム
ラベル・シール印刷業界、山田美術印刷における異物混入防止対策について
ラベル・シール印刷業界含めどの業界でもいえることですが、製品への「異物混入」は重大なクレームに繋がるため、あってはならないことです。しかし、現在においても異物混入のニュースは後を絶ちません。飲食店や、医薬品など万全を期しているはずの環境で製造していても異物混入の事例が発生し、マスコミに取り上げられ大きな話題となりました。
今回のコラムでは、このようにあってはならない異物混入に対してラベル・シール印刷業界の山田美術印刷が実施している対策についてご説明いたします。
【目次】
1.ラベル・シール製品の毛髪混入防止対策
・帽子と作業着の着用
・エアシャワーの設置
2.ラベル・シール製造現場の防虫管理
3.ラベル・シール製造現場の照明管理
4.今回のまとめ
ラベル・シール製品の毛髪混入防止対策
ラベル・シールに混入する異物のなかでも特に混入の危険性が高いのが毛髪です。作業する人の体毛ですから、その混入をゼロにすることは非常に困難ですが、山田美術印刷では防止のため次の対策を実施しています。
帽子と作業着の着用
ラベル・シールの印刷、仕上げなどの製造エリアへ入場する際は、必ず毛髪落下防止のため帽子を着用します。帽子は、食品製造現場等でよく使用されるギャザー付きのキャップです。作業着は、異物混入防止対策のとられた、指定のユニフォームを着用します。
エアシャワーの設置
ラベル・シールの印刷、仕上げなどの製造エリアへ入場する際には、必ずエアシャワーを通過しなければなりません。エアシャワーでは、空気を上方、左右から強く吹き付けて、ユニフォームに付着している毛髪や埃を吹き飛ばします。同時に足元よりフィルターを通して落下した異物を吸引します。
ラベル・シール製造現場の防虫管理
自然界に無数に存在する虫の混入を完全に防ぐことは難しく、しかも忌み嫌われるため混入が発生すると重大なクレームに繋がります。山田美術印刷では、虫の混入を防ぐためラベル・シール製造エリア内には、捕虫のため粘着トラップ、ライトトラップを設置し、これらの定期的な交換を実施しています。また、ラベル・シール製造エリア内の窓は、開放厳禁として虫の侵入を防止しています。
ラベル・シール製造現場の照明管理
ラベル・シール製造エリアにおいて異物を目視で発見するためには、十分な明るさが必要です。一般的に異物を目視で発見するには、最低500ルクスから700ルクス以上の照度が望ましいといわれています。
山田美術印刷では、ラベル・シール製造エリアにおいてLED光源を採用し700ルクス以上の照度を確保しています。またLED光源は、破損した場合でもガラス破片の飛散がなく、異物混入のリスクを減少させることに繋がります。
今回のまとめ
今回は、山田美術印刷が実施するラベル・シールの異物混入防止対策についてご説明させて頂きました。対策としては、異物混入リスクとなるものをできる限り排除すると同時に、照明を明るくするなどの環境を整えることが大切です。しかし残念ながら、異物混入を100%無くすことは不可能といわれていますので、この対策をすれば完璧というゴールはなく、日々の活動の積み重ねが非常に重要です。
山田美術印刷はこれからも、異物混入のおそれをできる限り無くすために、防止対策を徹底し、お客様へ安心、安全な製品をお届けできるよう努力して参ります。