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-1959-
YAMADA
Fine Arts Printing
Co., Ltd.
COLUMN お知らせ・コラム
小さい責任表ラベル・シールを見やすく読みやすくする方法
ラベル・シールの用途の多くに、商品ラベルや原材料や成分表示をする責任表ラベルがあります。このような商品に貼り付けるラベル・シールの制作にはいくつかのポイントがあることをご存知でしょうか。書体の選定や文字の色等を注意することで、読みやすいラベル・シールに仕上げることができます。
【目次】
1.商品ラベルや責任表ラベルにおける書体選定のポイント
2.白抜き文字のラベル・シールを制作する場合の注意点
3.UD(ユニバーサルデザイン)書体について
4.今回のまとめ
商品ラベルや責任表ラベルにおける書体選定のポイント
商品ラベルでは、使用する書体によってデザインイメージが大きく変わります。ゴシック体・明朝体・筆記体など様々な種類があり、書体の選定はとても重要なポイントです。
一方、原材料や成分表示をする責任表ラベルの場合は、消費者が見やすい・読みやすいことが求められます。限られたスペースに記載し、商品によってはフォント大きさの指定もございます。消費者に混乱を与えないよう、書体の選定や文字の大きさで制作する必要があるのです。
山田美術印刷ではこうした点を踏まえ、線の太さが均一のゴシック体を使用し、文字つぶれの少ない細いタイプのものを使用しています。ラベル・シールの凸版印刷の特性で、細い線が多少太めに印刷される傾向があります。よって、責任表ラベルの版下データをご入稿頂く際、小さいフォントサイズの場合は、細いタイプでの作成をおすすめします。
白抜き文字のラベル・シールを制作する場合の注意点
商品ラベルや責任表ラベルの文字が白抜きの場合は、太いフォントスタイルをおすすめしています。印刷機の特性上、ベタ面が多いほどインキ量が多くなり白抜き文字は細くなるからです。よって、フォントスタイルの中間タイプ、または太いタイプをおすすめしています。
また、文字の種類によっても注意点があるのをご存知でしょうか。例えば明朝体では横棒が細いため、文字つぶれが起きやすいです。デザインイメージに影響がないのであれば、使用されないことをおすすめしています。
UD(ユニバーサルデザイン)書体について
UD(ユニバーサルデザイン)書体とは、誰にとっても見やすく読みやすい書体のことです。厳密な定義付けはありませんが、各書体メーカーが様々な書体を開発しています。
山田美術印刷で商品説明・原材料表示・成分表示などを作成する場合は、基本的にUD(ユニバーサルデザイン)書体を使用しています。商品ラベルのデザイン性と合わせて見やすい、読みやすいことは、商品価値を高める上で大切な要素と考えているからです。
今回のまとめ
食品や化粧品など様々な商品において、商品を説明する為の責任表ラベルは不可欠です。限られたサイズの中で、消費者が必要としている情報を正確に伝えることが大切であり、わかりやすく・読みやすくする必要があります。
このような思いから山田美術印刷ではデザイン力のある商品ラベルだけでなく、商品を説明するための見やすく読みやすい責任表ラベルの制作にも注力しています。今までとは違う視点と意識で、見やすい読みやすい責任表ラベルを制作してみませんか?責任表ラベルの制作でお困りのことがありましたら、ぜひ山田美術印刷までお声がけください!