SINCE
-1959-
YAMADA
Fine Arts Printing
Co., Ltd.
COLUMN お知らせ・コラム
ラベル・シール印刷のニスは、ツヤorマットの2種類が基本です
ラベル・シールの加工方法の一つにニス引きという手法があります。ラベル印刷では、ラベルを傷や汚れから保護するためニス引きをするケースが多く、また、ニス引きをすることで質感が変わりラベル自体の印象を変えることができます。
ニスの種類は主に2種類に分かれます。艶やかな印象を持たせることができるツヤニスと、落ち着いた印象を持たせることができるマットニスです。
今回のコラムでは、ニス引き加工の種類と効果について説明致します。
【目次】
1.ラベル・シール印刷のニスは大きく分けて、ツヤorマットの2種類です
2.ラベル・シール印刷のニス引きの役割と効果
3.部分的にニス引きを行うことで、アイキャッチ効果を高められます
4.今回のまとめ
ラベル・シール印刷のニスは大きく分けて、ツヤorマットの2種類です
ツヤニスは光沢のあるニスの種類です。食品ラベルや日用品ラベルまで幅広く使われる汎用性が高いニスです。アート紙やキャスト紙のような元々光沢のある基材で、光沢を維持しながらラベル・シールを保護したい場合はツヤニスがおすすめです。
マットニスは上品で落ち着いた印象のラベル・シールに仕上がります。マットニスを引くと、さらさらとした手触りで多少しっとりとしたイメージのラベル・シールになります。基材自体のツヤが消えて表面がマットになることでラベルの反射防止にも繋がります。
ラベル・シール印刷のニス引きの役割と効果
ラベル・シールにニス引きを行うことで、見た目だけでなく機能面も高めることができるのはご存知でしょうか。
ニスは基本的に、印刷されたラベルの一番上の層に重ねて印刷します。よって、ラベル・シールの表面を保護してインキを剥がれにくくしたり、表面に傷がつかないようにする効果があるのです。商品の輸送時や陳列時には、どうしてもラベル・シールに傷がつきやすくなります。その際にはニス引きを行い、保護をしてみてはいかがでしょうか。
部分的にニス引きを行うことで、アイキャッチ効果を高められます
ニス引きはラベル・シールの表面全てではなく、部分的に引くこともできます。ニス版の形状を変更することで、部分的にツヤニスや、落ち着いたマットニスを引くことも可能です。
必要な部分だけにニスを引くことで、ラベル・シールのデザイン性を高めることもできますし、部分的に保護をすることもできるのです。
今回のまとめ
今回はツヤニスとマットニスという、ラベル・シール印刷で使われる代表的なニスについて説明致しました。初めてラベル・シールを製作するお客様にとっても、扱いやすい加工方法であり機能面でもおすすめです。また、デザインをされる際にも、ツヤニスやマットニスを引くことを考慮するとラベル・シールの幅が広がるのではないでしょうか。
山田美術印刷では、ニス加工したラベル・シールのサンプルも取り揃えております。是非、一度ご検討ください。