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YAMADA
Fine Arts Printing
Co., Ltd.
COLUMN お知らせ・コラム
小ロットのラベル・シールに向いている印刷方式3選と使い分け
昨今では小ロット多品種のラベル・シールのご依頼も多く、山田美術印刷ではオンデマンド印刷を利用します。オンデマンド印刷とは、コピー機と同じような印刷方式で、必要な時に必要なだけラベル・シールを制作できる印刷方式となります。オンデマンド印刷は安価で短納期にて制作できるメリットもあり、基本的に小ロットであれば、オンデマンド印刷を利用して制作します。
しかし、ラベル・シールは屋外で使用することも多く、オンデマンド印刷では色々と支障をきたす場合がございます。小ロット、安価だけでオンデマンド印刷を選ぶのは間違っており、使用場所や用途によって印刷方式を選ぶ必要がございます。
今回のコラムは、ラベル・シールの印刷方式の使い分けについて説明させて頂きます。
【目次】
1.カラーのラベル・シールを屋内のみの使用で安く済ませる場合はオンデマンド印刷
2.特色のラベル・シールを屋外で使用する場合はシルクスクリーン印刷
3.カラーのラベル・シールを屋外で使用する場合はインクジェット印刷
4.今回のまとめ
カラーのラベル・シールを屋内のみの使用で安く済ませる場合はオンデマンド印刷
小ロットのラベル・シールを印刷したい場合はオンデマンド印刷が一番おすすめの印刷方式です。製版費用も掛からず凸版印刷やオフセット印刷と比べて安価に制作できるのはもちろん、製版する時間も削減できて、お急ぎの場合でも短納期にてご対応が可能です。
しかし、デメリットもございます。カラー4色(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)専用で印刷するため特色印刷ができなかったり、印刷できる基材が限られます。
特に屋外でラベル・シールを使用される場合は、オンデマンド印刷で制作したラベルでは耐候性や耐久性が弱いので、色が抜けて文字が見えなくなったり、変色したりする可能性がございます。
特色のラベル・シールを屋外で使用する場合はシルクスクリーン印刷
屋外でラベル・シールを使用したい場合は、シルクスクリーン印刷をおすすめします。シルクスクリーン印刷とは穴の空いた版に「スキージ」と呼ばれるヘラにてインクを伸ばし印刷する方式です。
シルクスクリーン印刷はオンデマンド印刷と違って、様々な基材を使用することができるため、耐久性のある基材も使用することができます。また、インクを厚く盛ることによってインクが剝げにくく、耐候性が高いため、屋外用に使用するラベル・シールには最適な印刷方式となります。
オンデマンド印刷と同じように小ロットのご対応も可能ですが、製版費用が掛かりオンデマンド印刷と比べると高価であり、カラー4色印刷も不向きなため、写真や鮮やかなグラデーションには向いておりません。
カラーのラベル・シールを屋外で使用する場合はインクジェット印刷
小ロットかつ屋外で使用する場合には、インクジェット印刷をおすすめします。オンデマンド印刷と同じようにコピー機にて印刷する方式ですが、オンデマンド印刷はトナー(インク)を熱で圧着させて印刷するのに対して、インクジェット印刷はインクを吹きかけて印刷する方式となります。溶剤インクも使用できるため、耐久性のある基材を使用すれば、耐候性、耐久性の強い屋外仕様のラベル・シールを製作することができます。
また、オンデマンド印刷と同様でカラー4色印刷となりますので、シルクスクリーン印刷では不向きなカラー4色印刷を鮮やかに再現することができます。オンデマンド印刷と似た印刷方式ですが、印刷スピードも遅く、インクも異なるため、費用はオンデマンド印刷と比べて高価となります。
今回のまとめ
オンデマンド印刷は安価で短納期で印刷する方式ですが、ラベル・シールには様々な印刷方式がございます。
小ロットでできるだけ費用を抑えたいと考えられるのは間違っておりませんが、ラベル・シールは機能面も重要で使用用途によって、最適な印刷方式を選ぶことが大切です。
山田美術印刷では安価で最適な印刷方式をご提案することができますので、お気軽にご相談ください。