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Fine Arts Printing
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COLUMN お知らせ・コラム
偽造対策・改ざん防止ラベルに用いられる、マイクロ文字印刷の効果と特徴
近年では、あらゆる模倣品の流通や偽装による被害が増加の一途をたどっています。偽造対策・改ざん防止ラベルの必要性は高まり続け、セキュリティレベルはより高度なものになりつつあります。よって、消費者の安全や安心の為にも、偽造手段の多様化や複雑化に合わせたセキュリティ対策が重要です。
そこで今回は、様々な偽造対策・改ざん防止ラベルの中の3種類のラベル・シールと、既存のラベル・シールに導入しやすいマイクロ文字印刷の説明を致します。
【目次】
1.偽造対策・改ざん防止に期待できる、3種のラベルのセキュリティ効果と特徴
・封印(開封防止)ラベル
・ホログラムラベル
・蛍光インキ(ブラックライトインキ)ラベル
2.既存のラベル・シールに盛り込みやすい、マイクロ文字印刷の効果と特徴
・マイクロ文字印刷とは
・マイクロ文字印刷のセキュリティ効果と特徴
3.今回のまとめ
偽造対策・改ざん防止に期待できる、3種のラベルのセキュリティ効果と特徴
封印(開封防止)ラベル
貼り付けられたラベルを剥がすと、文字が出現するタイプのラベル・シールです。出現する文字は、『開封済』『VOID』などの数種類からお選び頂くことが可能です。剥がすと破れなど痕跡が残り、貼り直しができない種類のラベル・シールもございます。
主な使用用途…食品、化粧品、薬品など
ホログラムラベル
光の反射によって色や模様が変化して見える特殊材料を使用したラベル・シールです。コピー機やスキャナーなどではホログラムラベルをコピーしにくい為、複製防止に高い効果があります。
主な使用用途…クレジットカード、ブランド・メーカーなどの証紙、PCやCDの型番号など
蛍光インキ(ブラックライトインキ)ラベル
蛍光インキ(ブラックライトインキ)を使用したラベル・シールです。印刷された部分にブラックライトを照射すると、文字やロゴが発光し浮かび上がります。ブラックライトを照射することで、ラベル・シールが正規品かの判断材料となります。
主な使用用途…紙幣、パスポート、キャンペーン応募シールなど
既存のラベル・シールに盛り込みやすい、マイクロ文字印刷の効果と特徴
マイクロ文字印刷とは?
マイクロ文字とは、肉眼では識別できない極小文字のことです。主な文字の種類は、ひらがな・カタカナ・漢字・ローマ字・数字が一般的です。
マイクロ文字印刷はとても小さな文字の為、肉眼では線や模様に見えてしまうことがほとんどです。ラベル・シールを拡大鏡(ルーペ)確認することで、文字の判別をすることが可能です。
主な使用用途…紙幣、商品券、年賀ハガキなど
マイクロ文字を使ったラベル・シールのセキュリティ効果と特徴
マイクロ文字が印刷されたラベル・シールは、コピー機・スキャナーで複製すると文字が潰れてしまいます。よって、複製品の判定を行う一つの判断材料となるのです。
また、マイクロ文字は他の偽造対策・改ざん防止ラベルと組み合わせる事が可能です。
例えば、蛍光インキ(ブラックライトインキ)とマイクロ文字の組み合わせ、ホログラムの材料に蛍光インキ(ブラックライトインキ)とマイクロ文字など。二重、三重と複合的にすることで、セキュリティレベルはより高度なものになります。
現状、セキュリティ対策をされていないラベル・シールの図柄(罫線や模様)にマイクロ文字を入れ込むことで、デザインイメージをそのままにセキュリティ機能を追加することが可能です。
今回のまとめ
偽造対策・改ざん防止ラベルは、必ずしも必要というものではありません。また、対策を行ったとしても、100%偽造や模倣をされないという訳でもありません。
しかし、偽造対策・改ざん防止ラベルを使用することで、消費者の安全と企業の信頼を高めるという意味では、効果的なセキュリティーツールと言えるでしょう。
山田美術印刷はお客様のご要望に合わせた偽造対策・改ざん防止ラベルをご提案いたします。
お考えの際は是非、山田美術印刷にお問い合わせ下さい。