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2021 06. 08

ラベル・シールを制作する際に注意したい2種類の剥離紙と仕上げ方法

ラベル・シールを制作する際に注意したい2種類の剥離紙と仕上げ方法

ラベル・シール制作をご依頼される際に、“剥離紙”という言葉を聞いたことはありますでしょうか。
ラベル・シールの原紙は上質紙・合成紙・キャストコート紙など様々な種類がありますが、剥離紙(セパレーター)は主に2種類ございます。この剥離紙は、ユーザー様のラベル・シールの使用環境に合わせて選定する必要があり、向いている仕上げ方法も違います。よって、作業の効率に大きく関わってくるのです。
今回は、ラベル・シールを制作する際の2種類の剥離紙(セパレーター)の選定方法と、向いている仕上げ方法についてのご説明致します。

【目次】
1.剥離紙(セパレーター)の役割
2.剥離紙(セパレーター)の種類と向いている仕上げ方法
・青色のセパレーター(青セパ)は、大ロット印刷向きのロール仕上げ
 ・青色セパレーターの使用例
・黄色のセパレーター(黄セパ)は、小ロット印刷向きのシート仕上げ
 ・黄色セパレーターの使用例
3.今回のまとめ

剥離紙(セパレーター)の役割

ラベル・シールの原紙は上から表面基材、粘着剤、剥離紙(セパレーター)の3層で構成されています。その中で、剥離紙(セパレーター)はラベル・シールの台紙の役割を果たしています。
剥離紙(セパレーター)は主に青色と黄色の2種類あり、それぞれ向いている枚数や仕上げ方法が異なります。そのためラベル・シールの使用環境を見据えた選定を行わなくてはなりません。
剥離紙(セパレーター)は、基本的にユーザー様は廃棄する部分であり、ラベル・シール自体の仕上がりには影響がありません。しかし、山田美術印刷ではユーザー様のラベル・シールの使用環境に合わせ、適切な剥離紙(セパレーター)の選定を行っています。

剥離紙(セパレーター)の種類と向いている仕上げ方法

ラベル・シールの台紙となる剥離紙(セパレーター)は、青色のセパレーターと黄色のセパレータのー2種類あり、ラベル・シールのロット・使用環境・用途に適切な剥離紙を選定しています。青セパと黄セパは主に“ロール仕上げ”か“シート仕上げ”かによって使い分けますが、使い分けなければいけない理由をご説明します。

青色のセパレーター(青セパ)は、大ロット印刷向きのロール仕上げ

青色のセパレータ(青セパ)は、剥離紙(セパレーター)が薄く軽いのが特徴で、ロール仕上げに用いられます。大量の印刷物を薄い剥離紙でロール状に巻いてコンパクトにすることで、一度に大量に運搬することが出来たり、保管スペースの節約になります。ロール仕上げにしたラベル・シールは、商品に自動でラベル貼りを行う機械“ラベラー機”にセットして使うことができ、ラベラーに収まるサイズにカットして納品することが出来ます。

青色セパレーターの使用例

大ロットの印刷、印字シール、機械貼り(ラベル自動貼り機)が必要な作業があるラベル・シール など

黄色のセパレーター(黄セパ)は、小ロットでシート仕上げ

黄色のセパレータ(黄セパ)は厚いのが特徴で、シート仕上げに用いられます。必要なラベルの面付け数ごとにシート状にカットします。厚みがあることにより手に取りやすかったり、折り曲げたりしない限り、ラベルに折れ線やシワが付きにくいため、長時間手に持ちながら配布する、ノベルティ用のステッカーとして最適な剥離紙です。黄セパでロール仕上げも可能ですが、重量が重くなるデメリットがあります。

黄色セパレーターの使用例

ノベルティ、配布用ステッカー、訂正シール、手貼り作業が必要なラベル・シール など

今回のまとめ

ラベル・シールの剥離紙(セパレーター)は、主に2種類です。
青色のセパレーター(青セパ)は、大ロット印刷向きのロール仕上げ
黄色のセパレーター(黄セパ)は、小ロット印刷向きのシート仕上げ
ラベル・シールを制作する際には、制作枚数や仕上げ方法に合わせて剥離紙(セパレーター)を選定することで、作業の効率UPやコスト削減が見込まれます。
山田美術印刷では、ロット・仕様環境・用途等の使用環境をヒアリングさせて頂き、適切なラベル・シールをご提案させて頂きます。是非ご相談ください。