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YAMADA
Fine Arts Printing
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COLUMN お知らせ・コラム
ラベル・シールのデザイン依頼をする時に押さえておくべき共有ポイント
ラベル・シールのデザインを依頼する際、どのように伝えれば理想の仕上がりになるのでしょうか?
競合他社の商品や顧客ターゲットの分析、目標設定、販促施策をしっかり決めたあと、いよいよデザイン制作の段階に入ります。しかし、デザイナーや印刷会社に依頼する際にイメージがうまく伝わらなければ、思い描いた通りの仕上がりにならないことも。
そこで今回は、ラベル・シールを制作する際に、より具体的で正確なイメージを共有し、満足のいくデザインに仕上げるための重要なポイントを紹介します。
【目次】
1.競合他社、ターゲット、目的、意図などについての共有
2.どのようなシーンで販売するのか情報を共有
3.抽象的な言葉よりも具体的な言葉で伝えて認識を共有
4.参考デザインイメージを共有
5.今回のまとめ
競合他社、ターゲット、目的、意図などについての共有
ラベル・シールのデザインを依頼する際は、自社の商品やコンセプトや競合他社のデザイン傾向、ターゲット層の特徴、さらには販促施策の目的や意図をデザイナーとしっかり共有することが大切です。
例えば、自社商品の強みやこだわり、競合との差別化ポイント、ターゲット層の年齢やライフスタイル、購買行動など、具体的な情報を詳しく伝えましょう。これにより、デザイナーはターゲットに響く配色やフォント、レイアウトの選定がしやすくなり、より効果的なデザインを提案することができます。
どのようなシーンで販売するのか情報を共有
ラベル・シールを貼った商品が、どこに置かれるのかもしくはどのように販売するのかもデザイナーと共有するべく重要な情報です。 例えば、競合商品がひしめき合う商品棚に置かれる場合は、他の商品に埋もれてしまわないようなインパクトや個性が感じられるデザインが必要です。また、ECサイトでの販売ならスマートフォンでも見やすいデザインがいいでしょう。 デザイナーは、情報を整理して環境を加味した最適なラベル・シールをデザインします。
抽象的な言葉よりも具体的な言葉で伝えて認識を共有
「今流行ってる感じのデザイン」といった抽象的な表現は、人によってさまざまで捉え方が違ってきます。デザイナーには、曖昧で抽象的な表現ではなく、具体的な表現を使って希望を伝えましょう。
例えば、「今流行ってる感じ」でも「韓国コスメのようなカラフルでポップなデザイン」「海外化粧品ようなシンプルでマット調の高級感のあるデザイン」など。 また、なんとなくのイメージしか湧いておらず、言葉で表現が難しい場合は、次章の「参考デザインイメージを共有」をぜひご活用ください。
参考デザインイメージを共有
「依頼するデザイナーにデザインイメージを共有する一つの方法として、デザインの参考となるサイトPinterestを活用するという手があります。
Pinterestはデザイン性の高い作品がさまざまなジャンルにわたり掲載されており、世界中から集まったおしゃれで斬新なアイデアが得られる大変便利な写真共有サービスです。世界中の画像が検索でき、類似画像を簡単にピックアップできます。 その中からイメージに近いものを見つけてデザイナーに共有し、なぜ選んだのかを伝えましょう。もちろんあくまで参考なので、似すぎてしまったりしないよう注意は必要です。
今回のまとめ
デザイン案がイメージと異なると修正に時間がかかり、ラベル・シールの納期が遅れるリスクがあります。リスク回避のためには、ラベル・シールのデザイン依頼時に具体的なイメージをデザイナーと共有することが重要です。
押さえておくべきデザインの共有ポイントは、競合他社のデザイン傾向やターゲット層、施策の目的・意図、販売シーン(店舗やネット販売、イベントなど)を伝えることです。また、デザインイメージは「シンプルでモダン」「高級感のある上品なイメージ」など具体的に伝えるのがポイントです。言葉で表現が難しい場合は、参考サイトを活用するのもおすすめです。
山田美術印刷では、お打ち合わせの際にしっかりとお客様とヒアリングを行って、より具体的で正確なイメージをすり合わせるよう心がげています。