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COLUMN お知らせ・コラム
ラベルをキレイに保ちやすい!耐久性と耐水性のあるフィルム素材のおすすめ3選
ラベル・シール印刷で使用される原紙は大きく分けて紙素材・フィルム素材・特殊素材の3種類に分類されます。ツヤの有無や水に強く破れにくいもの、印刷・筆記適性にすぐれているものなど多種多様です。それらを使用用途で使い分けたり、印刷方法によって適した原紙を選ぶことが必要です。
以前のコラムでは、紙素材について説明させていただきました。今回のコラムでは、フィルム素材について紹介させていただきます。
【目次】
1.ラベル・シールのフィルム素材は耐久性・耐水性に優れている
2.ラベル・シール印刷で使用される代表的なフィルム素材3選
・マットな質感で落ち着いた柔らかい印象のユポ素材
・メタリックなラベル・シールを制作できるネーマー素材
・透明感を生かした清潔感のあるラベル・シールを制作できるPET素材
3.ラベル・シール印刷にフィルム素材を使用する際のメリットとデメリット
5.今回のまとめ
ラベル・シールのフィルム素材は耐久性・耐水性に優れている
フィルム素材の原紙はプラスチックを原料として作られているため、耐水性・耐久性に優れている特長があります。屋外や水まわりなどの水分を場所で使用され、ステッカー・工業製品用ラベルやデザートラベルなどの食品ラベルにも多く使用されています。また、破れにくく耐久性も優れていることから、ラベル・シールが丈夫で長持ちするという特徴もあります。人が良く触る場所や、きれいに見せたい場合などはフィルム素材がおすすめです。
ラベル・シール印刷で使用される代表的なフィルム素材3選
ラベル・シールにおけるフィルム素材には多くの種類があります。今回のコラムでは人気があり使いやすい代表的なユポ・ネーマー・PETの3種類をご紹介します。
マットな質感で落ち着いた柔らかい印象のユポ素材
ユポとはユポ・コーポレーションの登録商標でありプラスチックベースの合成紙です。マットな質感で光沢のない落ち着いた雰囲気の白色が特徴です。質感は紙によく似ていますが耐久性・耐水性に優れていて、紙に近い印刷適性・筆記性を合わせもち鮮明な印刷も可能です。耐水性が高いためペットボトルや水分を使う場所にある食品ラベルの原材料表示で貼るラベル・シールなど使われることが多い素材です。また環境対応にも優れリサイクル可能な素材も多く含まれています。
メタリックなラベル・シールを制作できるネーマー素材
PETフィルムの表面に銀色のアルミ蒸着を施した銀フィルム素材です。光沢のあるツヤネーマーと光沢のない消しネーマーがあり、素材はポリエステルのため耐久性・耐水性にも優れています。表面に印刷をすることでメタリックな印象のラベル・シールが制作できます。メタリック感を生かしたステッカー・商品ラベル・化粧品に貼るアテンションシールなどにおすすめのフィルム素材です。
透明感を生かした清潔感のあるラベル・シールを制作できるPET素材
ポリエステルをベースにしたフィルム素材です。透明と白字のタイプがあり、ラベル・シールとして使いやすい材質です。透明PETはボトルや箱などパッケージの色を生かしたい、同化させて見せたい時などに最適です。開封された袋の中身を保存する止めシールや耐久性の高さから工業製品用ラベルの素材として使用されることもよくあります。
透明PETの場合は下地に白を印刷することで、透けさせなくすることも可能です。透ける部分とそうでない部分を使い分けたデザインにすることで、透明感のある印象的なラベル・シールを制作できます。
ラベル・シール印刷にフィルム素材を使用する際のメリットとデメリット
ラベル・シールにおけるフィルム素材のメリットは、なにより耐久性・耐水性の高さです。破れにくく水に強い材質なので、長期的にラベル・シールを使うことができます。さらに、ラベルを剥がしたい場合でも、ラベル自体が破れることがなくキレイに剥がすことができるのでストレスの軽減になります。
一方、デメリットは紙素材と比較するとコストがかかる点です。安価に抑えたい場合は紙素材がおすすめですが、ラベル・シールの使用環境や用途によってフィルムを検討してみてはいかがでしょうか。
今回のまとめ
今回のコラムはラベル・シール印刷で使用されるフィルム素材について紹介させていただきました。フィルム素材は耐久性・耐水性や耐熱性などにも優れていてさまざまな環境で使用可能です。ラベル・シール作製で原紙選びは適性な素材を選ぶことが大切です。山田美術印刷は商品の使用用途・コスト面に合わせた原紙のご提案をお手伝いさせていただきます。